基本情報技術者 合格体験記

本日より実際に合格体験記を書いていこうと思います。

受験の目的

会社から受けろと言われたため。それ以上の気持ちはないです。
もともと希望していた職業ではなくモチベーションも高くなかったので、当時は完全に腐っていました…

受験状況

合格日:平成23年度特別試験にて合格(2011年7月)
受験地:茨城県土浦市
受験回数:2回目
報奨金:1万円 + 受験料返還
2010年秋期に1回目の試験を受験しましたが、午後問題の知識不足で不合格でした。
翌年の春季試験を受験予定でしたが、試験の前月にあった東日本大震災の影響で4月の試験が中止となり、特別試験として実施された7月の試験で合格することができました。

筆者のスペックは以下の2011年7月ごろの状況を参照。 (https://y-sakurai-0112.hatenablog.com/entry/2022/01/14/004828)
C言語の組み込み開発をバリバリやっていた時期で、ソフトウェア開発などは良く理解できていましたが、ネットワークやデータベースなどの知識はほぼなかったです。

学習について

学習期間:試験2か月前くらいから、その日によってやったりやらなかったり
学習場所:自宅、通勤電車、会社(就業中)
学習方法:過去問、参考書、社内研修
あまり勉強していないな、というのが正直なところです。 また、今でこそ過去問が重要ということを意識しておりますが当時は過去問は過去3期分くらいを適当に説いた後、やみくもに参考書を読んでいた感じだと思います。
それ以外には新人~2年目くらい向けの社内研修も受講しています。

攻略法

※自分が受験した際は他の情報処理資格と同じく紙のマークシート方式でしたが、基本情報は現在はテストセンターのPCで受験するCBT方式となっています。従って以下で述べる攻略法が通用しなくなっているかもしれない点にご注意ください。軽く調べた感じでは過去問流用の傾向は変わっていないようですが…

この資格は、持っていたところで仕事ができる人というわけでもないし、企業から重宝されるような代物でもないし、IT業界に携わる人材であれば知ってて当然くらいの扱いを受けてしまう内容だと思いますので、あくまで "合格のための勉強"と割り切ってしまって良いと思います。

午前問題

午前対策としては、ひたすら過去問を解くのが正解だと思います。
毎年出題の4、5割は過去問からそのまま、選択肢の番号まで同じで出題されます。なので過去問を繰り返し説いているうちに、問題文の冒頭を読んでいるだけで「あぁこれだな…」と選択肢の番号を勝手に選べるようになっていると思います。それが計算問題だったとしても、計算するまでもなく暗記で回答に辿り着けると思います。「なぜそうなるか」は理解する必要はなく、あくまで問題文と回答の暗記と割り切って良いと思います。
具体的に言うと、以下の過去問サイトで過去10期分くらいを「問題文の冒頭を見ただけで正解が分かる」状態になるまで繰り返し解いていれば十分だと思います。
基本情報技術者ドットコム 過去問道場(午前)( https://www.fe-siken.com/fekakomon.php)

自分の頃は過去問サイトとかは使用しておらず、公式の過去問を落としてやっていましたが、過去問サイトの方が絶対にやりやすいと思います。 (https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_mondai.html)

午後問題

午後も過去問を繰り返し説けば良いと思います。
基本情報技術者ドットコム 過去問道場(午後)( https://www.fe-siken.com/fekakomon_pm.php)
午後はさすがに純粋な暗記にはならないのですが、出題パターンは限られてくるので、過去10期分くらいを解いておけば「あぁこれ聞かれてんな…」というのが見えてくるのではないかと思います。正直、ガチガチに時間かけて解かなくても問題文と答えを「あぁこんなん聞かれてるんね…」と眺めるくらいでも良いのではないかと思います。
また、午後は選択問題となっていますが、当日問題を見てどれを解くか決めるのではなく、最初からどの問題を選択するかを決めたうえで学習した方が良いと思います。
時分の場合は前述のとおり、ソフトウェア開発は経験していましたがネットワークやデータベースの知識・業務経験が乏しかったためそれらは最初から捨てて、暗記要素の強いマネジメントや経営戦略を選択しました。

プログラミング言語

午後問題で迷いどころなのがプログラミング言語の選択だと思います。自分はC言語を使ったプロジェクトに従事していたので、試験でもC言語を選択しました。開発に従事している方であれば一番慣れている言語で問題ないと思います。
普段プログラミングをされない方であれば、C言語表計算が学習しやすいと思います。これらの言語の学習が午後の必修問題でもある「データ構造およびアルゴリズム」の学習にも繋がりやすいからです。
「データ構造およびアルゴリズム」で出題される疑似言語はループ、配列への格納などの構文がC言語と似ているためです。また、表計算の問題にも疑似言語を読み取る問題が出題されるため、同じような考え方が必要になります。

参考書

今思うと参考書は買うまでもない試験だと思いますが、買うなら何冊も学習するより1冊を読み込む形で問題ないと思います。以下の合格教本シリーズが鉄板だと思います。



合格してみて

当初は受験するモチベーションが低かったですが、同期や先輩も皆持っているし(なんなら結構な人数が入社前から持ってるし、1回目落ちてる自分はかなり少数派だった)、会社からあまりにも言われるのでちゃんとやらないとヤバイかなと思い、合格できる程度には勉強しました。自分は過去問を疎かにして参考書をやみくもに読んでいましたので、最初から過去問をみっちりやる学習方法を取っていればもう少し楽に合格できたのかなぁと思います。一応2回目で受かったので報奨金的にもプラスで終われたので、ちょっとしたお小遣い稼ぎだと思えばまぁ良いか…